玄米を発芽させて栄養満点にして食べたい!体験談
玄米を発芽させる方法と発芽毒といわれるアブシジン酸について、玄米と発芽玄米の違い、発芽玄米にするメリットなどを紹介します。
失敗から学んだ体験談です。
玄米を発芽させる方法
~プロローグ~
玄米ダイエット(7号食ダイエット)を始めるつもりで、玄米を購入。
以前は寝かせ玄米のレトルトパックで挑戦したが、失敗に終わった。
敗因は、寝かせ玄米が思いの外、柔らかく、よく噛まずに食べすぎたことだった。
玄米は噛み応えがあって、もっと咀嚼が必要なくらいでなければダメだな。
と思い自宅で玄米を炊くことにした。
が、
自宅で玄米を発芽させようと思い、水に浸けておいたがまったく発芽しない。
数ある玄米の中には発芽しない玄米もあるようですが、やり方を間違えても発芽しないようなのです。
玄米と発芽玄米のちがい
手間暇かけて玄米を発芽させるのは、発芽させた方がより多くの栄養を摂れるから。
ミネラルも吸収されやすくなるようだ。
玄米の持つ発芽抑制物質のアブシジン酸は、発芽毒ともいわれ、毒性があるとか無いとか、色んな情報が錯綜している。
でも、どちらにしても発芽させればいいわけです。
毒性があったとしてもアブシジン酸は、発芽抑制物質なのだから発芽すればなくなるし、毒性がなくても発芽させた方が栄養価は高まるのだから。
玄米と発芽玄米の違いは、栄養価の高さと食べやすさ。
ならば絶対に発芽させるべき。
と、水に浸したが、3日たっても、5日たっても、発芽しない。
結局7日まで待ったが発芽しなかった。
自分ではなく、玄米を疑った。
モシカシテ、ニセモノ?
寒い季節だったので、水が腐るとか、異臭を放つとかまったくなかったので、発芽はしていないが、そのまま普通に炊いて食べた。
1週間も水に浸けていたからか、玄米とは思えないほど食べやすい固さに炊き上がった。
玄米に吸水は必須のようだ。
しつこいくらい噛んでいると、最終的に口の中に玄米の外皮だけが残る。
口の中が精米所のようだ。
上手いこと外皮をはいでるな。と自分の口の中に感心した。
それくらい食べやすい固さになっていた。
玄米を発芽させるのに必要なのは?
玄米を発芽させるのに失敗したのは水の温度。
言い訳させてもらうと、そもそも玄米は米の種。
その種を、水に浸けていれば発芽するのが当たり前だと思っていた。
まさかぬるま湯につけるとか、そんな過保護なこと思いもつかなかったのだ。
植物の種を植えて、今日は寒いからぬるま湯をかけましょうねぇとかしませんよね。…
と、いうわけで冬は30度~35度くらいのぬるま湯がいいようです。
ラップに楊枝でたくさん穴を開ける
あと、酸素も必要。
米とはいえ、生きているので完全に密閉してしまうと良くない。
ラップで覆うなら楊枝で穴を開ける。
と、偉そうに言っているが、酸素が必要だとも思っていなかった。
そもそも玄米が生きているという概念がなかったから。
上からラップで完全に覆っていた。
きっと苦しかったと思う。
ごめんよ。玄米。
自分よ。どんまい。
失敗からのリベンジ
今度こそと、軽くすすいでから玄米を発芽させるべく温度のぬるま湯?ぬるま水?に浸した。
温度は計っていないがぬるま湯よりもぬるい水。
当然だが、熱い湯だと発芽しない。
約6時間ごとにぬるま湯を変えて、しばらく酸素を吸わせてあげたりもした。
そんなことを繰り返してると、少し水に泡が浮くようになり、胚芽の辺りが白く膨らんでくる。
しっかり吸水して胚芽も膨らんでいる玄米
胚芽が膨らんで白っぽくなった時点で発芽体制に入ったようだ。
芽が出過ぎるのもよくないので、玄米が発芽体制に入れば成功のようです。
胚芽とはここ↓
でも、膨らみ方にむらがあるように見えたので、もうしばらく待つことに。
ボウルの下の方の玄米を上にして空気を吸わせたりもしてみた。
甲斐甲斐しくお世話をしてるうちに、なんだか愛着がわいてきた。
最後に
発芽した玄米・少しだけプチっとしているのが芽
発芽させるための栄養は玄米がもっているから、あと必要なのは水と酸素。
とにかく水の温度に気を付けること。
それとしっかり水を吸わせること。
そうしないと炊いたときに、硬すぎてまずくなってしまうので。
因みに、炊くときに「ぬちまーす」を少し入れると旨味が増しておいしくなる。
その日の気温と水温で発芽するまでの時間が変わるのも生きてる証。
玄米を発芽させる方法は色々あるみたいだけど、あまり難しく考えない方がいいかも。
腐らないようにすれば大丈夫、くらいのテキトーな感じでもちゃんと発芽してくれるし。
でも手をかける分、発芽すると何ともいえない気持ちになるんだな。
命の誕生。
とは言っても食べてしまうんだが。
\こんなことも書いています/