映画『バグダッドカフェ』のテーマ曲 ジェベッタスティールの『callingyou』コーリングユーは、私にとってお守りのような曲です。
ちょっとイライラしたり、現実逃避したいときに聞くと、あの幻想的な旋律が心地よく違う世界にいけるんです。
この曲はとてもヒットしたのでどこかで耳にしたことがあると思います。
『バグダッドカフェ』を見るきっかけになったのはこの曲からでした。
バグダッドカフェの魅力をぜひ知ってほしい!!
映画バグダッドカフェを語る
バグダッドカフェを知らない人も多いのではないでしょうか。 日本での公開は1989年です。当時、渋谷のミニシアターで大ヒットした作品です。
その後、未公開部分を追加した完全版がリバイバル上映され、2003年に完全版デジタルニューマスター版がDVDで発売されました。
私はこの完全版のDVDで初めて見たのですが、オリジナル版の方が良かったという意見もあるのでとても気になります。追加しない方がよかったってこと?
バグダッドカフェ好きとしては、どんな蛇足であっても未公開部分が見れるのはうれしいですけどね。
原題は「アウトオブローゼンハイム」なんの捻りもないそのまんまの題名です。英題のバグダッドカフェもそうですが。
バグダッドカフェのあらすじ
アメリカ西部の砂漠にぽつんとあるモーテル兼ガソリンスタンド兼カフェ。
その名がバグダッドカフェ
夫婦でドイツのローゼンハイムから旅行に来ていたが途中で喧嘩別れをし、何もない砂漠を歩いて主人公がたどり着いたのがバグダッドカフェでした。
そこの経営者や家族、モーテルに滞在している個性的な人たちとの交流や友情を描き、受け入れてもらえなくても捻くれず、真摯な態度で行動することで多くの人の気持ちや行動を変えていく。
簡単に説明するとこんな感じの内容です。
見た後、その後が気になり続きが見たいと思える作品です。
バグダッドカフェの余韻が好き
私にとってBAGDAD CAFEは見れば見るほど好きになる、スルメのような映画なんです。
初見は、一番印象に残ったのはやはりテーマ曲で、内容、主人公、他の登場人物に魅力を感じませんでした。が、2回、3回と見ていくうちにどんどん好きになるんです。
ほぼ、望遠鏡で嫁を覗いているだけの夫でさえも、愛おしいキャラクターと化し、その都度また新しい発見もありうれしくなります。
伏線とか、給水塔、ブーメラン、部屋に飾ってある絵の意味とか。
夕焼け空や風の匂いを感じるほど、なぜかその場にいるような感覚で見入ってしまいます。
バグダッドカフェといえば給水塔。
あのジャケ写はインパクトありますが、どんな内容なのか全く見当がつきませんでした。
太ったおばさんがスーツで脚立にまたがり、給水塔を掃除している画。
正直B級のコメディー映画だと思ってました。
なんといっても一番は、音楽と映像が織りなす絶妙な雰囲気、空気感。
見れば見るほどハマっていく不思議な余韻。
これが好きな理由です。
あとは主人公ジャスミンの包容力とお茶目なところ。
callingyouがなければ、ここまで有名な映画にはなっていなかったのでは?と思うほど、コーリングユー効果絶大の映画です。
見ていない人には何のことだかと思いますが・・・ぜひ一度ご覧になってみてください。おすすめです。
不思議な余韻を体験してみてください。
私は一度見ると3日くらい、頭の中でcallingyouがリピート再生されます。