塩化マグネシウムと硫酸マグネシウムの効果の違いを体験レポ
にがり(塩化マグネシウム)と、エプソムソルト(硫酸マグネシウム)のお風呂に入ってみて効果を比べてみました。
にがりとエプソムソルトは効果が違うのか?
にがり(塩化マグネシウム)と、エプソムソルト(硫酸マグネシウム)は同じマグネシウムだけど何がちがうのか?
自分なりにリサーチした結果と、入り比べて感じたことなどをまとめました。
両方とも以前に記事にしているので、まずそちらをご覧いただくとそれぞれの特徴がよりわかりやすいと思います。
では、比べてみましょう。
にがり(塩化マグネシウム) とは?
にがりの主成分は塩化マグネシウム。
海水の成分から塩を減らしただけなのでミネラルの宝庫なんです。
私が使っているホワイトにがりフレークとは、天然海水から抽出したにがりをフレーク状にしたものです。
塩化マグネシウムについて、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
エプソムソルト(硫酸マグネシウム)とは?
エプソムソルトは、ソルトといっても塩ではありません。 硫酸マグネシウムです。
ではなぜエプソムソルトという名なのか? 効果効能は?
硫酸マグネシウムについて詳しく書いた記事はこちらです。
マグネシウムについて
ホワイトにがりもエプソムソルトもどちらもマグネシウムです。
マグネシウムは、人間も動物も植物も生きるためには絶対に欠かせないとても大事なミネラルです。
タラソテラピーってご存じですか?
海洋療法のことですが、海水や、海藻、海泥などミネラルを豊富に含んだ海の特性を生かして健康、美容、心身を癒したりする自然療法です。
人体の体液組成と海水の組成が似ていることから親和性も高く、天然の海水から作ったにがりのお風呂はこれに近いものがありますし、硫酸マグネシウムも海水の成分のひとつです。
そもそも人間も海から生まれたようなものですからね。
お母さんのおなかの中の羊水と海水のミネラルバランスがほぼ同じで馴染み?もあるので、身体に違和感はないと思います。
アトピー性皮膚炎の方が継続して海水に入ると症状が改善するという報告もあるようです。
まず共通して言えることは、マグネシウムの温熱効果で体を芯から温めて発汗を促します。
しかも保温効果があるのでポカポカが続きます。
これはマグネシウムが皮膚から熱の放出を抑える効果があるからです。
マグネシウムのお風呂に入った日は寝付きもよく、ぐっすり眠れます。
でも、塩化マグネシウムの方が、ポカポカ感と汗のかきかた、出てからの二次発汗がすごいんですよ。 汗が止まらない。
なぜなのか理由がわかりました。
硫酸マグネシウムと塩化マグネシウムの違いは?
エプソムソルト(硫酸マグネシウム)と、にがり(塩化マグネシウム)とは分子構造が異なり、マグネシウムを含む量に違いがあるようです。
エプソムソルトに比べて重量当たりのマグネシウムを含む量が多いのでマグネシウムの吸収に優れているんだそうです。
エプソムソルトの使用量は、湯量に対し0.1%~0.2%の濃度になるようにと記載されています。 入れる量が少ないと発汗しません。
個人的には、0.2%の濃度で入浴した方が発汗、保温効果がよかったです。
(0.2%濃度にするには、180ℓのお湯に対してエプソムソルト360g けっこうな量を入れます)
わたしが使っているホワイトにがりフレーク(塩化マグネシウム)は、入浴剤として販売しているわけではないので、もちろんそんな使用方法はありませんし計量カップも入っていません。
なのでエプソムソルトと同じくらいの量を入れて入ったら効果が全然違う!
これはマグネシウム含有量の違いと吸収率のちがいだと思いました。
要するに、塩化マグネシウムは、硫酸マグネシウムより少ない量でいいということです。
その他の違いは、エプソムソルト(硫酸マグネシウム)は、にがり(塩化マグネシウム)に比べると 保湿効果は物足りないかな? という感想です。
逆に、エプソムソルト(硫酸マグネシウム)には皮脂を取り除く作用があるので、ニキビ予防、あせも予防に効果的です。
さっぱりサラッとするので脂性肌にはとてもいいと思う。 あと、夏。
エプソムソルトは入浴剤としてだけではなく、スクラブのようにも使えます。
美肌、健康、ダイエット、色んな効果効能があるなかでも、塩化マグネシウムは、特に保温と保湿に優れていて、硫酸マグネシウムは保温と排出に優れているように感じました。
(硫酸マグネシウムエプソムソルトの記事にデトックスについて詳しく書いています)
こんな記事を見つけました。
乾燥肌には塩化マグネシウム(にがり)
脂性肌には硫酸マグネシウム(エプソムソルト)かな。
あとは体調や目的、季節で使い分けるといいのかも。
最後に
塩化マグネシウム(にがり)は、硫酸マグネシウム(エプソムソルト)より少ない量で、より高い効果を実感できました。
(わたしにとっての高い効果とは、保温、発汗、保湿、マグネシウムの経皮吸収など)
コスト(費用)とパフォーマンス(効果)を比較して、個人的にコストに対する満足度が高いのは、ホワイトにがりフレーク(塩化マグネシウム)です。
コスパは悪いけどお試しなら少量で
【フレーク状】塩化マグネシウム(国内製造)3.5kg 食品添加物 MgCl2・6H2O 6水和物 にがり [02] NICHIGA(ニチガ)
毎日でなくても定期的に継続してマグネシウムのお風呂に入っていると肌が変わり、体温が上がってきます。 (実体験)
体温上昇に伴い免疫力と基礎代謝量が上がることが考えられますので、病気、ウイルス感染予防のためにも常に免疫力は上げておきたいです。
それと、基礎代謝量が低下すると太りやすくなるので(これも実体験)
体温を下げないようにお風呂だけでなく、手軽にできるマグネシウムの足湯もおすすめです。
保温と同時に足の角質ケアもできちゃいます。
イノマタ化学 フットバス 足湯専科 アイボリー 日本製 2500 足のサイズ30cmまで